2013年11月24日主日礼拝報告

『もりいちばんのおともだち』

『もりいちばんのおともだち』

収穫感謝日・謝恩日礼拝でした。画像は子供礼拝メッセージで、メンバーのKさんが読んでくださった絵本です。聖書箇所は新約聖書・マタイによる福音書6章26節、「おいしいあき」というタイトルでお話しくださいました。ヤマネくん、いい味出してますね。

礼拝の中で旧約聖書・ヨブ記15章17~35節を読みました。牧師からは「悪人の末路」というタイトルでお話をしました。

ヨブ記の中で「人は何のご利益がなくても神を信じて従うのか」どうかという問いを持って、神はヨブに苦難を与えました。家族、財産を奪われ、皮膚病にされて、ヨブが苦しむことになります。苦難の中に置かれて、ヨブが神に従うことを止めるのかどうか試されているわけです。そしてさらに、ヨブを見舞いに来た友人たちがヨブを苦しめます。友人たちは、ヨブの苦しみの原因がヨブ自身の罪にあると考えて、言葉を尽くして、ヨブを悔い改めさせようとするのです。

今回の聖書のテキストは、ヨブという人の友人エリファズの言葉ですが、これはもう悔い改めを勧めるなんてレベルじゃなくて、明らかにヨブに対する脅しです。自分は悪くないって言い張っているようなやつ(ヨブ)は地獄に落ちるぞっていうようなことです。他の二人の友人たちと、寄ってたかってヨブをコントロールしようとするんです。

ここには集団と個人の間でしばしば生じる力のことが語られていると思います。集団の中で一人だけが違う考えを持つと、その考えを無理やり抑えつけようとする力が働くことがあります。暴力と言ってよいでしょう。

マタイによる福音書は、イエスの言葉としてこんな言葉を記しています。「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。あなたがたの天の父の子となるためである。父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも、正しくない者にも雨を降らせてくださるからである」(新共同訳・五章四三~四五節)。敵にも味方にも、正しい者にも、正しくない者にも、イエスが「父さん」と親しく呼ぶ神は、まったく同じように太陽と雨を与えるんだとマタイは言うんです。

誰にも太陽は照り、雨は降り、豊かな実りが備えられています。それが、神とわたしたち人間の関係なんだということだと思います。収穫感謝日に、わたしたちはそんな神と人との関係をもう一度改めて想い起したいと思います。神は、わたしたちが正しいと思う人でも、正しくないと思う人でも、まったくかわりなく、人に生命を与え、生命を育み、養います。わたしたちはその恵みを分かち合って、感謝します。

アドベント・クランツ

アドベント・クランツ

礼拝後は讃美歌練習、その後、クリスマスに備えてクリスマス・ツリーなどなどさまざまな飾りつけをしました。画像はOさんが作ってくださったアドベント・クランツです。ご協力くださった皆さんに感謝。は会堂のお掃除、そして定例の役員会を行いました。皆様、お疲れ様でした。

次週の主日礼拝は12月1日(日)午前10:30~11:45です。いよいよアドベント(待降節)第1主日礼拝です。聖書箇所は新約聖書・使徒言行録15章36~41節です。牧師のお話のタイトルは「衝突!別々の道」。どなたでもぜひご参加ください。

今週は、メンバーのTさんが長年苦楽を共にした犬の「ハナコ」が永眠しました。2週間ほど前から食べられなくなって、病院で息をひき取ったそうです。Tさんの悲しみを分かち合いつつアドベントを迎えます。

また、キッチンのリフォーム工事もようやく完了。活用していきたいと思います。皆様のご理解・ご協力に感謝。でもこれから、行き場のなくなったモノの整理をしなければ。

報告:山田有信(牧師)

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