2013年10月6日主日礼拝報告

お花画像は礼拝のためにメンバーのMさんが献げてくださったお花です。三色の菊などを生けてくださいました。

10月6日の主日礼拝では旧約聖書のヨブ記15章1~6節を読みました。牧師からは「聞くに堪えない言葉」というタイトルでお話をしました。

ヨブという信仰熱心な男が、神の使いサタンと神との申し合わせによって、苦難の極みを味わうことになります。自分に何の見返りもない(むしろ苦痛を味わうのみの)信仰はあり得るのかを知るためでした。苦しむヨブの前に三人の友人がやってきます。友人たちの主張は、ヨブが何か悪いことをしたから、だからこんな災難に遭うのだというものでした。しかしヨブは身に覚えがありません。そのため、自分がなぜこんなに苦しい思いをしなければならないのかを神に繰り返し問いかけます。けれども神は何も答えません。友人たちはそんなヨブに不遜な態度を見て取るのでしょう。神に問いかけ続けるヨブの言葉を聞くのがしんどいのでしょう。悔い改めを迫ります。友人たちとヨブとでは、信じる神が全く違うように思います。友人たちの神は、絶対に間違うことのない存在で、型通りの信仰行為と忠実を求めます。そのような神に従う限り人間に不幸が訪れるはずはありません。オートマティックな神です。死んでいる神と言ってもよいかも知れません。一方ヨブの信じる神は人に深く関わり、人の声を聴き、人に働きかける神です。人にとって正しい神とは限りません。そのような神に従う人は苦しむことさえあります。そして人はそのような神に問いかけ、神は応じて答えます。生ける神です。聖書には大きく言ってこの二通りの神が語られています。イエスが信じ従ったのはどちらの神だったでしょうか。

6日は「世界聖餐日」だったので礼拝の中で「聖餐式」を行いました。生ける神を信じたイエスは、宗教的タブーを顧みず、差別を受けて苦しむ人々の声に応えて、彼らに近づき交流を深めました。けれども、そのことが一因で騒ぎが大きくなり、恐れた人々によって十字架刑に処せられました。イエスが自身の身体を差し出してまで差別を受けていた人々を生かそうとした出来事を記念するために、教会では時折、パンとブドウ酒(ジュース)を共に食べ/飲みます。イエスの信じた生ける神が今もわたしたちと共に生きていることを信じなおすためです。

キッチン

礼拝後は、教会キッチンのリフォームについての検討会を行いました。画像が教会の今のキッチンです。牧師室の一番奥にあって使いやすいとは言えない構造になっています(致し方ない面があるのですが)。シンクを一回り大きいものにして、奥の冷蔵庫の部分にクッキングヒーターを設け、そして壁(板)を取り除いて反対側からも使えるようにするリフォームを計画中です。検討会では反対意見が出ることもなかったので、役員会を経て実施することになろうかと思います。これで洗い物も少し楽しいものになるかも知れませんし、今ではできなかった楽しいこともできるようになるかも…。Tくん、ホットケーキ焼いてね。

次週の主日礼拝は10月13日(日)午前10:30~11:45です。聖書箇所は新約聖書・使徒言行録14章8~18節です。牧師のお話のタイトルは「生ける神に立ち返れ」です。どなたでもぜひご参加ください。

報告:山田有信(牧師)

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